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5月11日「長良川鵜飼開き」のお話

5月のこよみ

いよいよ解禁です。鵜飼いは京都や岐阜でも行われていますが、唯一、長良川の鵜匠には、宮内庁から式部職という位が授与されています。

鵜飼の習慣は奈良時代以前に遡りますが、岐阜県岐阜市の長良川の漁法が最も伝統と歴史があるのです。船上の鵜匠が鵜をあやつり、川のアユをとる伝統漁法です。アユは藻を食べて育つので、釣りたてのアユには香りがあり、別名「香魚」と言います。

今日から秋までは解禁なので、川をさかのぼるアユ釣りが楽しめます。自分は岐阜商工会議所の関係で伺ったことがあり、この鵜匠が宮内庁に所属する国家公務員であることを知り驚きました。長良川の「御料鵜飼」で獲れたアユは、宮内庁に献上する「献上鮎」となります。

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